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■ 原作にこめた思い
この作品を書いたきっかけは、読者のみなさんのメールでした。
自分の運営する携帯サイトには、さまざまな体験談や相談メールが寄せられます。中でも特に多かったのが、友達に関する悩みでした。
「友情」は永遠のテーマです。正直、ありきたりの内容にはしたくありませんでした。そこで、自分が選んだのは、悩みや痛みを隠さずに書くことでした。
嫉妬、いじめ、裏切り……性の問題、自殺。そして、死……
友達との関係は決してきれいごとばかりではありません。それを包み隠さず描くことで、本当の友情とは何か?――そのヒントが見えてくると思ったのです。
原作には、読者の体験談も盛り込みました。それによって、リアリティーのある作品にすることで、より身近な問題として感じで欲しかったからです。
この作品が、みんなにとって、考えるきっかけになればいい――小説を書く時、いつも意識していることです。この作品では、そんな自分の願いを、最もストレートに表せた作品です。年齢や性別を超えて、友達について考えてもらいたいと思っています。
■ 映画化にあたって
映画化のお話を聞いた時は、素直にうれしかったです。
元々自分は、メッセージを伝えることが、大事だと思っています。それが小説でも、コミックでもいい、少しでも多くの人に触れて欲しいと考えてきました。
映像というメディアには、小説やコミック以上に、リアリティーを表す力があると思います。小説が苦手な人にも、自分の思いを伝えられる機会になると期待しています。
脚本も、あえて変えた部分もあります。すでに原作を読んでいただいたみなさんにも、小説とは違う楽しさを味わってもらえると思います。
■ 主演について
主演には、まさに「はまり役」の二人が選ばれています。
リナ役の北川さんは、見た目といい、考え方といい、リナと重なる部分の多い方だと思いました。初めてお会いした時も、いつしか本物のリナと話しているような気分になったくらいです。
また、マキ役の本仮屋さんには、作中のマキと同じように、非常に純朴な印象を受けました。人の痛みや優しさを、十分に感じ取れる方だと思いました。
この二人なら小説で伝えたかった世界を、見事に表現してくれると思います。完成を控えた今から、とても楽しみにしています。
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